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Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

大事故に遭遇した。

しかし今回の東京出張はマジで忘れられないものになったな。まさかあんな大事故に遭遇したんですから・・・。


さて、東京出張2日です。午前中はやまねっち理事と10時に新宿西口で待ち合わせをして、昨日訪問したランナーズさんが運営されている「ランナーズステーション+バイク」という店舗を視察に行く事にしたんです。午後からは打合せが2件連続なので、その前に行ってみようと思ったんです。その店は麹町駅の真上みたいな場所にあったけど、僕らは新宿から半蔵門駅まで地下鉄で移動してそこからぶらぶらと歩いてその店を探した。10時半ぐらいに店は見つかったので、中をいろいろ見させて貰った。ここは皇居でランニングしたり、自転車でトレーニングしたりするユーザーの為のお店です。正式名は『ランナーズステーション+バイク KOJIMACHI』というらしく(詳しくはコチラ)如何にも都会で成立するビジネスだな・・とやまねっち理事と話をしてその場を離れる。


それから次の打合せの確認をしたら、次の打合せ当事者も半蔵門付近に居ることが判ったので、12時すぎに合流するか!みたいな話をして、それまでの空き時間をどうしようか・・ということになった。その時なんとなく皇居方面にぶらぶら歩き出したので事故に遭わなかったのです。・・・ホント運が良かった・・・『ランナーズステーション+バイク KOJIMACHI』のお店の横の交差点からわずか50mの場所で事故が起きたのです。ただ僕らが歩き出した時はそのほんの直前だった・・・。


後に事故現場になった場所から離れる感じで麹町4丁目から200mぐらい2丁目付近まで歩いた時、目の前の麹町警察署からもの凄い数の救急車、パトカー、消防車が出てきて、警察官もどばーっ!て感じで飛び出し、僕らの横を4丁目方面に向かって行きます。いったい何があったのか?と思い、その場の警察の方に聞いたら「4丁目でクレーンが倒れたらしい」との事。えっ!4丁目ってさっきまでいた場所じゃん!・・・マジで!!・・・となって、慌てて現場に帰ってみた。すると僕らが歩いていた反対側の歩道のビルとビルの隙間の工事現場から超巨大なクレーンが横倒しになって道路をふさぎ、宅配のトラックを潰している壮絶な事故現場を目の当たりにしたんです。


これには僕もやまねっちも呆然・・・。もし時間つぶしで道路を渡っていたら、きっと僕らも巻き込まれていたに違いなかった・・・。すでにパトカーも救急車も消防車ももの凄い数が集まって、懸命の救助活動が始まっていたんです。その様子が下の画像です。



そこから12時ぐらいまでは事故現場に残り、救助活動を見守った。クレーンに運転席を潰されたトラックから2名の男性を懸命に救助するシーンはまるで映画のワンシーンのようだった。上空には報道関係のヘリコプターが7機も集まって飛んでおり、野次馬と報道各社が入り乱れた壮絶な現場となったんです。その様子が下の映像です。



携帯のiモーションで撮影したんですが、現場の壮絶さが判ると思います。騒然とした現場はまるでテロがあったかのごとく、レスキュー部隊も駆けつけ、警察とレスキューが一体となって早期救助を行ってたんです。見守る僕らも助かって欲しいという思いからか誰も声を出さない感じでじっと見守ってましたね。その後トラックから無事に救出された2名は救急車両で搬送されていきました。その2名はケガだったようで、救助のスピードの正確さが功を奏したんでしょう。


そして下の画像がクレーンを真正面から捉えた画像です。クレーンが完全に道路を遮断しているのが良く分かります。その左側でつぶれているのが、救助された方が乗っていたトラックです。この時はトラックを後ろに引き下げてましたが実際は完全にクレーンの下敷きになってました。幸い乗務員の頭ではなく足下付近に落ちてきたようです。救助に難航したのは体が挟まって動けなかったからでしょうね。




まぁそんな感じで12時には救助のメドがたったようで、この次第を見守った僕らもちょっと安心して、近くで昼食の後、1時前からその付近で打合せをしました。その後、3時から神宮前付近でもう一件打合せをこなして、最終便に滑り込んで、無事に2日間の東京出張は終わったのです。


帰ってからも、嫁さん達やこどもたちとはその話でもちきり。後で聞いたら、その時歩道を歩いていて事故に遭遇された方がいて、意識不明らしい・・・。僕らもそうなっていた可能性が十分あっただけに、運が良かったとしかいいようがないです。そして事故に遭われた方の容体が改善することを祈るばかりです。・・・そんな1日でした。