今日は自分のおじいさんの13回忌。なので完全に仕事はオフでした。
今朝は、7時過ぎに起床して、家族全員大急ぎで喪服に着替え、高速にて移動し、8時半に斐川の実家に到着。すでに到着していた兄貴家族、妹親子と親父お袋と合流する。しばし本日の段取りなどを確認して、9時過ぎから親戚さんが続々とお越しになったので、その対応に追われる。なんせ、田舎だし、文政5年から続く旧家なので親戚は多数・・・。おじいさんの13回忌なので、かなり近い親戚に絞っても15名ぐらいになる。なので、旧家らしくふすまで仕切られた部屋を全開にして、30畳ぐらいにて盛大な法要になった。
10時ぐらいから、和尚さんがお越しになって、そこから1時間みっちりお経を唱える。我が家は曹洞宗でして、当然総本山は永平寺です。偶然嫁さんの実家も曹洞宗でして、結婚後も、宗教的に変更はありません。ちなみにお経は「南無阿弥陀仏」でも「南無妙法蓮華経」でもなく、「般若波羅蜜多」と唱える「般若心経」なんです。「般若心経」についてはこちらを参照下さい。
日本では仏教各派、特に法相宗・天台宗・真言宗・禅宗が般若心経を使用し、その宗派独特の解釈を行っているそうです。ただし、浄土真宗は『浄土三部経』を、日蓮宗・法華宗は『妙法蓮華経』を根本経典としているため、般若心経を唱えることはないとか・・・。年々年を重ねていくと、そんな事が不思議と気になってくるし、理解してくるもんです。ま、そんな事も考えつつ、ご先祖であるおじいさんを供養し、その後はお墓参りを経て、近くのお寺「萬蔵寺」に移動する。右上の画像がその萬蔵寺です。我が家は古くからここの檀家でして、萬蔵寺でもしっかり焼香をした後、法要会席で湯の川温泉に移動する。ちなみに、もし幽霊に出会ったら、「般若波羅蜜多」と唱えると成仏できて、居なくなってくれるかも・・・みたいな話も和尚さんとしたりして、ほのぼのとした法要ではありました。
湯の川温泉の「湯元湯の川」では、和尚さん、お弟子さんを囲み親戚の皆さんと楽しい宴になった。この湯元湯の川は30年ぶりぐらいに行ったけど、施設の古さはさておき、料理は旨かった。大宴会場での会席でしたが終わり頃にはこどもたちが舞台にあがって大騒ぎ(笑)。そんなこんなで3時前にお開きになり、実家に戻ったんです。そこから片付けやらして松江に帰ったんです。
帰ったら夕方。今日は仕事は完全にオフ。数年に一度の大きな法要が無事に終わってなによりでしたね。そんな1日でした。
曹洞宗大本山 永平寺