Plus value notebooks

Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

選考会。

hakthakt2007-09-13

今日は、島根県NPO法人が活動するものに拠出される、事業の選考会でした。NPO法人サイクリストビューも〆切1週間前に思いついてS監事に無理を言って作製してましたので、基本は「参加する事に意義がある」的な感じになってました。会場にはK田理事、S監事も駆けつけてくれて、わいわいとした選考会となったのです。


事前に選考会の説明があり、その後全団体のプレゼン。これがたった5分しかない。こんなで決められるのかと思い、ちょっとびっくり。まぁサイクリストビューはプレゼン用にパワーポイントなども作製しておらず、いかにもやる気なしモード・・・。実際、採用された団体は全てパワーポイントで綺麗に制作され、5分でしっかりプレゼンが終了するものでした。ということで、当社は不採用でした(笑)。


でも正直なところそれよりも驚いたのは、採用されたものが、本当にいきいき県民活動なのか?継続していけるのか?みたいなものがあったことです。そのあたりは、行政スタッフの皆さんと、僕みたいな経済人の判断基準の違いでしょうね。つくづくそう思いましたし、我がサイクリストビューはもう二度と、この補助金申請は向かわないでしょう。この補助金はあくまでも弱者のためにあるのですから。プレゼンしてても、我がNPO法人サイクリストビューの実績は飛び抜けてますし、継続性も充分あることが明確なんです。出ること自体がおこがましいって感じの雰囲気が漂ってましたね。


採用された活動事業(団体)が、本当に3年後、5年後、に自立しているか?10年後に存在するのかといった論点は、判断基準では低いウェイトと感じましたね。どちらかというと、定住財団の起業関連の事業で育った生徒に、褒美を与えている感じを強くうけたのも事実です(※あくまでも私見です)。自分が採点者だったら、もっといい活動をプレゼンしてて、上位に上がっていくべき団体もあったのになとも思いました(サイクリストビューではない)。こんなの青年部で飲食店を実際に苦労しながら経営している方とか見たらどう感じるのだろうか・・と思いながら会場を後にしたのです。


まぁ10年後、確実に成長し、存在しているのは、サイクリストビューであることは間違いないです。もう、他の島根県の補助事業にも申請することはないでしょう。見ていてあまりにも県の財政難が見て取れ、痛々しい限りです・・。そしてそんな補助は、既に卒業したNPO法人であることが良くわかったからです。それよりも、自立活性で成功して、全国的にも存在が際だっているサイクリストビューを誇りに思い、精進していきたいですね。そんな1日でした。
ザ・クロマニヨンズ=ギリギリガガンガン




いずれにせよ、選考には、市場の原理とはかけ離れた価値基準が存在していました。そんな一連の流れを体験できたことは本当に収穫だったと思います。僕らみたいなギリギリの運営でシビアにやっているものからすれば、ちょっと切ない発表団体さんでしたね。皆さんの活動が、長く存続する事を祈るばかりです。