Plus value notebooks

Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

能楽の話、2つめ。

hakthakt2007-09-10

昨日が遅かったので、今朝はとってもだるいだるいモード・・。でもしないといけない事が相変わらず多い。午前中は、日本自転車振興会の再処理に追われ、あっという間。振興会の処理はなんとなくではあるが、ようやく理解できてきました。失敗だった部分も思った以上に少なくて、ちょっと安心です。なので再送する。その後は、斐川倉庫にトラック返却などで終わり、飯をコンビニで買って、車内で大急ぎでかきこみ松江市役所へ。開府400年のプロモーションコンペの説明会でした。


このコンペは、最初から仲良しのY氏と一緒に取り組む事にしていたので、2社(Y氏&E女史=広告代理店さんと僕)で仲良くヒアリングです。内容については大方把握して、まぁどう取り組むかですな。そんな話を近所のホテルの喫茶店でしてから、別れ、駅前に。今日のメインの打合せは、ここであるのです。


さて、今日の打合せは、昨日の能の観世流さんではなくて、笛方、森田流の師範で、関東で活躍されている、島根県安来市出身、能楽森田流笛方、槻宅聡(つきたく・さとし)さんです。http://hw001.gate01.com/tktk/槻宅先生は、本来の古典芸能である能の部分だけでなく、より多くの方に「能」の素晴らしさを理解していただくための活動をされています。今は県民会館でワークショップも行っておられますし、明治時代まで松江に宗家があった進藤流(しんどうりゅう)を復活させようと頑張っておられます。その事は、槻宅先生より下記のものです。


かつて出雲地方では進藤流の謡が盛んでした。この流儀は明治に入って廃絶してしまったのであまり知られていませんが、松江では文化七(1810)年と明治三十五(1902)年、二度にわたって進藤流の謡本が発行されています。寛政四(1792)年から大正にかけて発行された雲州版と総称される小謡本も進藤流との関係が推測されます。そして特筆すべきこととして、今でも松江市雲南市大東町で進藤流の謡が伝承されています。ご当地ならではの謡を祝言として継承し、共同体的な関わりを声で回復する、そんな謡の会を起こしたい、進藤流の伝承に触れて強くそう思うようになりました。健康と平和を願って、この一年を祝言謡で始めてみませんか。進藤流の節は観世流に近いものですが、謡の経験は問いません。初心の方のご参加を歓迎いたします。


との事、松江市雲南市大東に伝わる能、新藤流復活も含めて、いろいろな能の取り組みを島根県内及び松江で表現したいとのお話しでした。かといって古典にしばられるわけでもなく、創作能や舞台女優さん、チェロなどとのセッション等も意欲的に活動されているようです。日本の古典芸能を松江に土着化させるという熱意をひしひしと感じました。なんとか先生の想いを具現化させてあげたいなと思います。そんな1日でした。
monobright=頭の中のSOS



しかし、ほんと熱意も持ったすばらしい見識者が、民間、自治体関係共に自分の回りは多くおられ、楽しく仕事させてもらってますが、言葉の暴力を平然とふりかざす自治体の方もたまにおられます。ほんと一体なにが正義なのか困りますね。頭の中が困惑します・・。