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Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

マー取材と年内最後の委員会だった。

hakthakt2011-12-20

本日は、商工会議所青年部広報委員会の年内最後のマー取材と、夜は委員会&忘年会でした。今日のマー取材は良かった!松江にこんな所があるんですね。


昼にマーの取材があったので、朝からバタバタと動く。10時には明日の式典用の印刷物を市に納品して、一端松江歴史館の喫茶経由で、集合場所に向かう。しかし、かなりの遅刻となったので、直接現地で皆と会う事になった。


今回の取材場所は、松江市の枕木山頂にある華蔵寺だった。自分は枕木山頂にお寺があること自体知らなくて、由緒あるお寺らしいのでちょっと興味があったんです。取材はお寺だけでなく参道にある建造物もそうだったし、メインは噂に聞いた絶品精進料理を食べる事でした。


11時過ぎに、枕木山頂の華蔵寺の参道入り口に到着。会長以外は既に待ってくれていて、会長が到着後は、全員でのんびり山頂の本堂を目指した。参道は、意外に長い石段が続くもので、途中仁王像がある門がお出迎えです。その仁王像(金剛力士像)は運慶の作といわれ、祭礼の時には二歳児の無事成長を祈る「またくぐり」の習わしがあるんだそうだとか・・・。それ以外にも参道自体が、石段の結構立派なもので、この寺が、その昔かなり要所であった事が伺えるものだった。


参堂途中で、突然左手の崖を見ると、なんとそこには高さが10m近くはあろう、大きな石像があったのです。それは、この寺の「不動明王」でした。初めて見たけど、松江にこんな大きな石像が存在するとは思わなかった・・・。まさにそれは松江のモアイ像と言っても過言ではないスケールだったのです。下の動画を見てもらえれば、その凄さが確認できます。



こんなモノがまだ松江にはあるんだな〜っていう新鮮な驚きがそこにはあった。後でお寺の方にお聞きしたら、この不動明王は未完成だったそうで、最後顎の部分に入る前に明治維新が起きて、そこで中断してしまったようなんです。それでも、もの凄い威厳がある佇まいはおよそ松江のイメージらしからぬ剛健さがあるものでしたね。


この不動明王、石造りでは大きさ日本一といわれ、その先には亀山法皇のご病気を癒したという杉井の霊水が岩間から湧き出しているんです。まさにミステリアス且つ神秘的な場所に来た感じで、これぞマーと呼べるものだった。皆さんには是非行ってみてほしいですね。新しい松江の魅力が感じられると思います。


その後、本堂に到着。ここも由緒ある感じがなんとも素敵だった。そもそも、今から約千二百年前、桓武天皇延暦年間に天台宗の僧、智元上人が開基となる寺でして、その後、南禅寺派の御開基の亀山法皇の時代に禅宗に改め、南禅寺の末寺となったようです。


以来、皇室の尊信、国主の帰依、外護を受け、枕木十二坊と称し隆盛を極めたそうですが、戦国時代には兵火に遭ってことごとく焼失し、寺運も衰退しました。それを堀尾公の松江築城にあたり、城の鬼門として当寺は祈願所となり見事に復興。その後、松平直政公に至り再興され、歴代藩主の帰依篤く、外護を受けたんだそうです。現在の建物はほとんど当時のものだそうですから、是非一度見て欲しいと思います。下の画像が本堂です。



その後は、本堂奥の建物にて、精進料理を満喫です。住職の食に関するお話をしっかり聞いた後、皆で楽しく会食。下の画像は、その最初の膳です。この後も次々料理が出てきて、マジでお腹いっぱいになりました。そしてどれもが美味い!!ヘルシー且つ地産の美食でして、ホント女性にも馬鹿ウケするのは判る気がしましたね。



で、会食を楽しむメンバーの様子。



絶品なる料理と、見識深い住職のお話を聞いて、1時間ばかり有意義な時間を過ごせました。最後には、離れにある茶室的なお部屋に移動し、参加者全員、住職が点てるお抹茶を頂き、しばし歓談の後、華蔵寺を後にしたんです。


自分はその後大急ぎで市内に帰り、まつえ暖談食フェスタの実行委員会に参加。終わって、あれこれしていたら、夜の委員会の時間になってました。委員会は変わらず楽しい感じで、その後の忘年会も変わらず盛り上がってましたな。そんな1日でした。