Plus value notebooks

Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

温泉津のバリ。

hakthakt2007-08-30

朝から、NPO法人サイクリストビュー関連の申請書を仕上げて、島根ふれあい環境財団21に持参。すると積算の部分で細かなチェックが入り、やり直しとなった。まぁ、初めての申請だからしょうがないね。でも事前に教えてくれる所が嬉しいです。明日はキチンと提出しますので、よろしくお願いします。


さて、その後は、出雲経由で大田市へ。平成13年(だったと思う)しまね海遊館アクアス前にて、観光振興イベントとしてサーフィンのイベントを行った際に、知り合った、大阪でサーフィン関連の広告代理店をしているK岡さんが、たまたま来ていて、新規事業の相談があるとの事で、食事しながらゆっくり聞きましょうということにしたのです。


で、行き先は大田市温泉津町の「レストラン&ヴィラ・ラウ」です。ここは、石見ライドでお世話になっている大田市のI塚さんから数ヶ月前にご紹介されたお店でした。温泉津町の福光にあった老朽化した保養所(国民宿舎?)の指定管理を受託して、自社で全てリノベーションし、オープンされたバリ風のレストラン&ホテルです。ここのオーナーさんは東京の方で(広島出身)、東京でもお店をマネージメントされています。たまたまサーフィン好きが縁で、この福光スポット訪れ、抜群の海と、夕日、そしてこの施設の指定管理の話を聞いて手を挙げたそうです。その話をなんとなく覚えていたので、K岡さんとの打合せは、サーフスポットが眼前に広がる場所でしようと思ったし、その話の中に、この店のオーナーさんも関わって欲しいと思ったからです。



12時半頃にお店に到着。しかしこれが非常に判りにくい場所なんです。国道9号線からくねくねした道を海に向かって行き、石見福光駅の前を過ぎて、製材所を左に曲がると突然出現します。店の前で、ちょっとびっくり、かつての保養所の古い部分もありながら、入口周辺は、新しいお店の装いです。中に入ると、「ここってマジで温泉津?」と思うほどバリのリゾートそのままなんですね。画像上がその店内の様子です。(ランチタイム終了後の様子ですので少ないです)家具は全てバリでオリジナルオーダーをかけ、自ら直輸入したので、改装費も含めてもものすごく安価に仕上げてあるのに、とてもそうとは思えないゴージャズな感じです。実際バリ風ではなくて「バリ」なんですからたいしたものですね。いや〜ここまでのリノベーションが石見で見れるとは思いませんでした。また客室も凄いようです。店のサイトをごらん下さい。http://www.laut-japan.com/しかも宿泊料金が激安です。料理も都会的なセンスで、地元の鮮魚をアレンジしてて、センスばっちりですね。平日なのに12時過ぎには満席&待合いが数組という盛況ぶり。オーナーさんであるA森さんと握手をしてから、忙しいそうなので、とりあえずK岡さんと2人で話を始める。


K岡さんの話とは、サーフィン雑誌では2大メジャー誌のひとつ「surfing world」誌と連係した、動画中心のウェブメディアを来月立ち上げるとの事。コアなサーファーではなく、たまに、気軽にサーフィンを楽しみたいといった底辺の層に向けた総合エンターテイメントサイトなんです。そして動画についてはスカパー!などのスポーツチャンネルと提携してコンテンツ配信も行うようです。今はプレ版が立ち上がってまして、それがこれです。http://www.swtv73.com/


これを来月本格的に立ち上げるので、その中の地域コラムの発信を毎月1回行って欲しいというものです。またそれ以外にも、来年度から本格始動するサーフィン専門っぽい衛生番組も別会社と連係して立ち上げるのでいろいろ連係しよう!といった話でした。なかなか面白い話でもあるし、スポーツビジネスは将来に渡って関わっていく(予定の)ジャンルですから、前向きに話しを進めましょうとの事になった。島根県外のサーフィン、エクストリーム系のスポーツイベントなども将来は連係して、運営していく感じでしょうね。なかなか面白そうです。


そうこうしていると、オーナーであるA森さんも手が空いたので、テラスに出て、3人でローカルビジネスについて、延々と話をしました。下の画像がその模様です(手前がK岡さん、奥がA森さん)。A森さんも最初はどうなることかと思ったようですが、この福光でもこれだけの集客があったし、オープニングのコストを徹底的に下げた(でもかなりゴージャズ)ので、融資返済が早くいけそうで、次も同じような物件(指定管理でも構わない)を探してみたいといった話になった。そこで自分の合同会社Local Estate Brainsの話をすると、ものすごく意気投合!県東部も考えていきたいとの事なので、合同会社Local Estate Brainsとの連係を進めることになりました。東京では、レストランの運営会社を経営していて、その経営センスは間違いないですね。強力なパートナーとなりそうです。これからもよろしくですA森さん!


また、島根県の魅力についての話では、「土地が基本的に激安なので、ハードが仕掛けやすいし、チラシなどの広告無しでも、リピーターを生みやすい」とか「この島根の海は、間違いなく都会のヒトには受けますよ!」などといった前向きな話がどんどんでてくる。実はK岡さんも両親が隠岐島後の都万出身なので、島根はわりと事情通なんです。彼も同意見でしたね。A森さんは「サーフィンやダイビングといったマリン系のスポーツジャンルでは絶対穴場ですね〜島根は!」と太鼓判でした。自転車もそうですが、アイデアと演出しだいでは、まだまだ宝の山ですな。島根はね!そんなこんなで結局4時前まで話をして誰もいなくなったお店を後にしたのです。今晩は予約で満席だそうです。ますますのご発展を祈念します。皆さんも是非「温泉津町のバリ」に行ってみてくださいね。
HOME MADE 家族=少年ハート



話をしている3人は皆、好きな事で飯を食っているのです。そんな3人の話は、どこか少年の頃の夢を熱っぽくしゃべっているような、実に楽しい時間でした。皆創業者だからなのかもしれません。そして、自分としても、また頼もしいパートナーが増えました。そんな、嬉しい1日でしたね。紹介して頂いた大田市のI塚さん、ありがとうございました!