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Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

京都日帰り出張。

hakthakt2008-09-07

今日は急遽決まった京都日帰り出張。蝋燭能は良い感じでしたね。


さて、タイトルの通り、本日は早朝より日帰り京都です。21日の松江城薪能を演じられる観世流井上家の井上裕久先生の年に1度の独演会です。松江で井上先生に謡を習っておられる「松江松聲会」の皆さんも参加です。昨年は、バスにご一緒させて貰い行きましたが、今回は、別の用件もあったので、JRで行きました。


松江駅を8時前に出発して、やくもと新幹線を乗り継ぎ、12時過ぎに京都に到着。そこから地下鉄烏丸線東西線を乗り継ぎ東山駅に着いた。急いで食事して駆けつけると、もの凄い行列・・・画像下がそれです。なので、結局、2階席で立ち見での鑑賞となってしまった。それだけの先生の「松花の会」は人気があるんだな・・と実感する。


最初は先生が舞台で今回の蝋燭能の説明、演目の説明。先生は非常に楽しい話術があるので、聞いてて会場から笑いがこぼれる。笑いのツボもしっかり押さえてあるトークで、会場は和やかな雰囲気です。松江でも始まる前に説明して貰うといいなと思ったけど、それは無理らしいので残念。独演会ならではのお楽しみなんでしょうね。そんなで演目が始まった。下記がその演目です。(画像上が会館に貼ってあったポスター)

井上裕久 松花の会
蝋燭能
(能) 菊慈童:井上裕之真
(仕舞)

・・・・蝋燭に火入れ・・・・

(狂言) 盆山:茂山七五三
(能) 松浦佐用姫:井上  裕久


休憩時間に「松江松聲会」のI谷さんと合流。21日の資料を井上先生の奥様に渡す。その後、後半の蝋燭能からは、幻想的な雰囲気になって、会場はとても良い感じになった。狂言は非常にコミカルで楽しく、そして、最後の松浦佐用姫も素晴らしいと感じた。


しかしながら、帰りのJRもあって4時過ぎに離席。そこから地下鉄にダッシュして、京都駅まで。そこから新快速でで新大阪に行き、ちょっと雑用をして新幹線で帰る。帰ったら、9時半。久しぶりのJRは正直疲れた。でもやくもで酔わなくなったのは、大人になったってことか?そんな1日でした。
つじあやの=君にありがとう



やはり、京都で見る能は別格かもしれない。井上先生のお話も京都弁で、聞いてて「らしいな」と感じる。また観客も地元の方は、いろんな楽しみ方を持って観ているんだなとかって思った。学生さんから、おじいさんまで、自分の楽しみ方を持って観ている気がしたんです。


古都の中にある伝統芸能は、まちのリズムにとけ込んでいるでしょうね。自然体という表現が一番相応しいんでしょう。ミュージシャンでいえば、京都在住の「つじあやの」的なまったり感をひしひしと感じましたね。