実走調査2回目は、僕らの都合により、本日実施です。
事前の天気予報では、早々に雨が上がり、以降は曇りなるはずだった。しかし、9時半にスタート地点である道の駅赤来高原に到着すると冷たい小雨が降り続いていて、止む気配がない。暫し待機するも止む気配がないので、10時前に尾道に向けて出発する。
気温は4度であり、赤名峠は凍結も心配したが、それはなく、無事に赤名トンネルを通過する。通過後は広島県三次市となり、ここからは広島県内の走行となった。
雨の中での走行は、大会開催で起こり得ることなので、路面状況もしっかり確認しながら走行する。想定した通り、轍部分に雨水が溜まり、自転車の走行レーンを狭くしている。轍よりもガードレール側の走行は、アスファルトが凸凹している箇所もあり、雨天時には避けたい気持ちになる。そうなるとどうしても轍よりも内側を走行することになり、通行車両からクラクションを鳴らされ非常に危険である。
ファンライドとしてのサイクリングであれば雨天時の走行は考えられないが、急な雨は起こり得るので、その時を想定して、路面の改修を行って欲しい。ましてや大会となると、多くの自転車が一列で走行していくので、路面の悪さが予見できないと落車に繋がる恐れもある。
トンネルからは勢いよく降っていき、その後道の駅ゆめランド布野に到着。庇のある部分で小休憩。トイレまでは結構歩くし、男子トイレは工事中で仮設トイレだった。南北に非常に長い道の駅は移動も大変で、必要とするもの’(バイクスタンドなど)を見つけにくい。大きなサインでバイクスタンドへ誘導してもらえるといいです。
ゆめランド布野を出発し、しばらく走行すると三次市内に入る。国道54号線も市内に近づくに連れて路面が悪くなり、ちょっとした振動でカメラが止まってしまう。183号線に左折してからは、さらに路面が悪化していき、上下に小刻みに揺れる振動は、本当に体力を消耗する。
市内で184号線に代わり、ここからはひたすら「184号線を南進していく。道路の標識で尾道方面を進めば184号線になるので、道に迷うことは少ないと感じる。184号線で市内を超えたら段々と雨が弱くなって、次の吉舎Xa104に着く頃には雨が止んでいた。上半身は防水ジャケットなので、中は濡れていないものの、手袋と下半身はずぶ濡れになった。大会開催時、それが10月であっても長時間雨に打たれるのは、体温を奪っていくことになり、安全面でも、体調面でも危険ですね。
濡れた体であったけど、吉舎にあったラーメン店「キサ104華」のご主人はわざわざ外に出てきてくれ、店内を進めていただいた。そこで昼食。暖かいラーメンが沁み入る感じで体温が戻るだけでなく、ご主人と今回の調査の話などして和やかな時間を過ごせた。
30分近く滞在して、体も温まったので、次の道の駅世羅に向けて出発。世羅に近づくと、厳しい峠道になった。赤名峠以降は、基本下り道のはずが、ここから尾道までは何回か厳しい峠道がある。今回は山々の隙間を縫うように続く谷を進み、峠までひたすら登坂していく。日曜日ではあったものの、そこまで交通量も多くなく、苦しいながらも問題なく峠を越えて、世羅町の中心部に入る。
そこで道の駅世羅に向かうために一旦184号線を離れ、左折して432号線で道の駅世羅に到着。道の駅世羅に入る前の信号は2段階右折となるので、一旦自転車を降りて、横断歩道にて、右折して、道の駅に入った。
わかりにくい場所ではあったけど、バイクスタンドもあり、トイレも綺麗で快適ではあったが、店内がウッドタイル張りになっていて、クリートシューズでは床が傷がつくかもしれないと思い、店内には入らなかった。クリートカバーが必要だと感じたんです。
暫し休憩の後に、最後の休憩ポイントとなる「道の駅クロスロードみつぎ」向けて出発。雨は完全になく、曇りで風もない快適な走行になった。気温も10度近くなり、濡れていた下半身も手袋も乾きだしてきていた。峠道のてっぺん付近で尾道市の標識を発見。いよいよ尾道市に入るんだと感じ、嬉しい気分になる。
また、松江から路面サインでは、尾道までの残り距離が表示されている。これは後半になるにつれ、残りの距離が5キロずつ減っていくのでいい励みになる。可能なら、次の道の駅までの距離も表示されると初心者にはいいと思う。その後、最後の道の駅であるクロスロードみつぎに到着。ここからゴールであるJR尾道駅までは15キロ程なので、ちょっと休んで直ぐに出発する。
しかし、この後の峠道が想像を越える厳しさで、正直ここまできて体力も落ちる中では、かなり精神的に萎えるものであった。そこを越えて、段々と住宅地になっていくがそれでもアップダウンの連続で、この2回目は本当に下りだったのだろうかと疑心暗鬼になる。
184号線で瀬戸内海まで突っ切ると海岸線に沿う道路でJR尾道駅に到着。スタートから5時間のライドは、下り一辺倒でなく、アップダウンの続く難易度の高いコースでした。
そんな1日でした。