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Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

厳しい結果でしたが、いい大会だった。

初開催となる「弁慶ライド2018」。高難度の200kmサイクリングは事故も大怪我も緊急搬送もなく、安全に盛会に終了となりました。


今朝は3時起床で5時前にはスタッフ全員会場入り、そのまま当日受付を開始。順調に受付を終えて、その後開会式、ブリーフィングになる。雨こそないですが、台風のせいか時折突風が吹き込む感じだった。



その後、参加者全員で記念撮影を行い、定刻にスタートです。



最初は曇り気味でしたが、昨日までの豪雨は見事に消え、すぐに快晴の夏日になった。しかし、昨日までの豪雨の水気が急な暑さで蒸気となり、路面は暑いだけでなく異常に湿度が高く、日中の気温は35度前後という、サイクリストにとっては本当に過酷な大会になったんです。


その事で、前半からの高いリタイア率となり、折り返しの平田本陣記念館では体力を著しく消耗された方がリタイヤを申告されるようになってきた。平田の本陣記念館では、補給食の提供を、館内入ってすぐの土間空間で行っていただき、島根らしい和の空間も楽しんでいただいたんです。



また松江市内の佐太神社では第2、第4エイドをダブルで行い、補給食の対応も2回分でしたが、上手に捌いていただけて、助かりました。僕はここから全体の運営管理から離れて、ゴール会場の段取りで一旦事務所に戻り、機材を準備したのち、山陰道で松江から大山博労座に移動。15時前にはゴール受け入れの準備を完了させて、その後は、ゴール手前で最終立哨&リタイヤ対応などを行う。


今回、リタイヤ回収車両として、松江一畑交通さんの、特装バスをチャーターしましたが、これが大活躍。熱中症気味のリタイヤ者を冷房の効いたバスでゴールまで搬送いただき、みなさん元気を回復してお帰りいただきました。



最後の博労座激坂登坂では、暑さ、脱水等に起因するリタイアや一時的なダウンが続出。この暑さの中で、第6エイドまでは順調でも最後の高度600mのヒルクライムでは、そこまでの疲労で、足が痙攣するのです。両足痙攣で道路に横になって休憩する方もいて、かなりのケアを必要とはしましたが、緊急搬送までにはならず、19時前に最終走者が戻って来て、大会は無事に終わりました。



結果、過去にない、64%という完走率で大会自体は終了。トラブルが全くない中、獲得標高以上に厳しいコースでした。その中で15時半過ぎにトップでゴールされた参加者さんのラスト200mの力強い走りを間近で応援し、感動もしたんです。


今回の参加人数は172名でしたが、鳥取県島根県のフィールドを跨ぐ観光誘客事業としては、しっかり結果が残せた事業にもなっています。都道府県別の参加状況は以下の通りです。


弁慶ライド2018 都道府県別参加状況


参加申し込み172名 
鳥取県以外 141名(県外比率 85.9%)
鳥取・島根計77名 両県以外95名(両県以外比 55.2%)


□関東地方:2名 神奈川県1名  埼玉県1名


中部地方:1名 愛知県1名


近畿地方:28名 大阪府 9名 京都府 3名 兵庫県 14名 三重県 2名


□中国地方:124名 鳥取県 31名 島根県 46名 岡山県20名 広島県 24名 山口県 3名


四国地方:14名 徳島県 3名 香川県 5名 愛媛県 5名 高知県 1名 


□九州地方:3名 福岡県 3名


これがきっかけとなって、この大山中海圏域が県の垣根を超えた効果的な観光誘客連携をもっと行えるといいと思います。いい事例になったことは間違いないと思っています。


また、大会中は、多くの常連さんと楽しい話も出来ましたし、雨がなくて、ホントいい大会だったと感じてます。


参加者の皆様、協力いただいた地域の皆様、運営スタッフの皆様、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました!


そんな1日でした。