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Plus value 社長&NPO法人サイクリストビュー 理事長 森脇博史の業務録

初めての決断をしました。

本日の出雲路センチュリーライドは、11時頃から想定外の豪雨に襲われ、その結果、第3エイド以降の走行を中止するという判断を下しました。


これは、大会開催11年間で初めての事です。もちろんNPO法人サイクリストビューとしても初めての決断でした。


前日夜の豪雨は深夜1時過ぎに止み、そこからスタートの7時半までは、雨が降らず、スタート時には路面が乾いていたのです。天気予報は雨にもかかわらず、参加総数723名中524名の皆さんが集まってもらえました。



スタート後、第1エイドまでの落車が1件あった以外は何の問題もなく進行していて、第2エイドから早々のリタイア者を乗せて、ガーデンに向かう途中の「忌部」あたりでもの凄い雨に遭ったんです。



そこから中止を考えて、その時、YAHOOアプリの「災害予報」で雲南市が1時間41mmというゲリラ豪雨予報が出たので、すぐに担当理事に第3エイド以降の走行中止を連絡した次第です。


中止といっても、第3エイド迄の90キロを走行されていて、まだまだ自走で全然いける方々を、スタート会場に誘導したのですが、ほぼ全参加者が自走でゴールを選択し、約110キロ前後のライドで終了とはなりました。


大会を運営する総責任者として、やはり「安全」に大会を終えるという大前提を最優先させました。結果として、豪雨後は事故も怪我もなく皆さんがゴールできたことが一番嬉しかったです。


中止を決めてから、後半部分の立哨誘導員を解散させ、自らまだ準備中の第5エイドの島根町に伺い、事情を説明して、補給食の移送できる全部をハイエースに積み込みゴールに移送したり、第4エイドの補給をお願いしていた出店者にゴールに移動してもらい、出来立てのそうめんを皆さんに振舞ってもらったりと、参加者のみならず、大会を支える全ての皆さんに最速で納得いただける対処をして回っていました。


このような事態は初めてでしたけど、判断を早くして、その後の対応を運営スタッフ全員一丸となって迅速に対応できたことに、大きな満足感があります。皆、慣れたメンバーで運営している良さが出たと思っています。


今回の判断がベストだったかどうかは判りませんが、長く大会を開催していればいつか必ず起きる事です。そういう意味では、Bestではないかもしれませんが、Much betterな選択ができたのではないかと感じています。


参加者の皆さん、関係者の皆さん、NPO法人サイクリストビューのスタッフのみんな、今回は残念でしたが、お疲れ様でした。そしてありがとうございました!


そんな1日でした。